16.最後の夜 その1

  • 2019.05.27 Monday
  • 17:50

 赤羽根町内の小学校、若戸小とか伊良湖岬小などを次々と回った。どこも、片田舎の小さな小学校ばかり。戻ってくると、すぐお昼ご飯、夕ご飯の準備、反省会、次の日の公演の準備、お風呂…あぁッ、お風呂は無かった。暑い夏のことである。1日終わると汗だくになる。

 そうそう、プールのシャワー室を使って交代で浴びていた。ある日、男子のシャワー室で浴びていると隣の女子のシャワー室から、音が…。チビ太が「おい、隣で音が聞こえる。誰が浴びてるのかなぁ。ヌーボー背が高いから覗けるだろう?」と冗談を言った。ヌーボーは、そのときもボーッとしていてがいて全然その気がない。シオカラがフルチンで「やってみる!」と言ったかと思うと台のような物を置いて女子のシャワー室を覗こうとした。そのとき、ガシャーン!台が滑って転んだのだ。女子シャワー室からは、キャーッと声があがった。

 

 午後になると決まって、子供たちが遊びにやってくる。姿が見えないと近くの部員に…「赤シャツいるぅー?どこにいる?」

 それまで、自分は女性にもてたことはなかった。けれども、赤羽根の子供達にはなぜかもてた。高学年の子から、1.2年生まで、男の子・女の子問わず、追っかけられて遊んでいた。

 

 すべての公演を終え、明日帰るという日の夕方、花火を買ってきてみんなで楽しむことになった。花火に火をつけ、キャーキャー言いながら校庭で騒いでいた。ヨー君もボスもマキコも、シオカラもアシュラもユキコも、ハンもスルメもバケもみんな笑って、赤羽根の最後の夜を楽しんでいた。赤羽根の最後の夜は楽しいものになるはずであった。ところが…

 

 その後、思ってもいない事件が起こることになる! 

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